義妹は”さりげない人”人で目立つ姑とは正反対です。
姑にとって、そんな娘が気がかりなのか何かと世話を焼きます。
今年のお正月、舅さんの法事を控えて
義妹「座布団5枚しかないのに13人にもなるねんよ〜それにお母ちゃんが作ってくれた座布団、赤いし〜〜」
そう言うものの赤い座布団をカバーで覆うとか新しく仕立てて枚数を増やすとかする気もなく、またそれを親に求めているわけでもない義妹です。
でも”赤い”と言われて罪悪感を感じたのか、しばらく悩んでから
姑「座布団、作り直したるわ!今度来るとき持っといで〜」
そして義妹は遠慮することなく婿殿のお休みの日、家庭菜園の野菜と共に5枚の座布団を持って来ました。
その足でふとん屋さんに行き地味目の座布団生地を選んで綿を打ち直してもらうよう注文してきました。
それから2週間、新しくなった座布団がウチに届いたので取りに来るよう電話をした姑は
「もしもし〜○○ちゃん〜(義妹の名前)座布団できてきたよ〜。今度のは色もええしぃ〜。綿もふわふわやよ〜。いつ取りに来る?ああそう〜。座布団取りに来るとき車でおいでや〜」
夫とそれを聞いていて
さらら「誰が5枚の座布団取りに来るのに電車で来るのんよ〜」
夫「そこまで言うか〜」
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