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ニックネーム:さら
年齢:50代
都道府県:大阪府
同居して20年。結婚して30年という節目の年に88歳の天寿を全うして姑は、旅立って逝きました。

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バイオグラフィー
2013年04月29日(月)
安心するしぐさ
姑は、特に変わりなく起き上がれない、寝返りできない状態のままです。
それで介護士さんが、夜は、2時間おき、午前中と午後にも1回ずつ
向きを変えてくださっていて家では、できない介護をしてもらって
本当に ありがたく思っています。

そして何を言っているのか聞き取りにくさも変わらず・・・
行くと必ず言ってくれるのが
「見舞いにきてくれたのか?」
なのか
「迎えに来てくれたのか?」
どっちなのかわからないので
「迎えに来てくれた」と思っていたらどうしよう〜
とハラハラします

だた その後 目をつむってしまうので会話も続きません。
それで
「また来るわなぁ〜」
と握手をして帰るのですが、バイバイと手を振ってくれるだけで
「分かってるんだ」
と安心します
2013-04-29 10:42 | 記事へ | コメント(0) |
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2013年04月21日(日)
ひいき目
最近、新聞でも介護問題が、よく取り上げられています。
先週だったか お嫁さんが、お姑さんの様子が、おかしい(認知症のようだ)と
旦那さんや義理のお姉さんに言っても
「他人だから そんな事を言う」
と分かってもらえないというような話が、紹介されていました。

親は、元気でいて欲しいという思いが、判断を鈍らせるようで
姑が、自力で起きられない状態になっても夫は、
「顔色ええし 元気そうで良かったわ〜」
と楽観的・・・。
一応 私は、”もうちょっと分かってよ”という思いを込めて
「自力で起きられへんのは、心配やわ」
とだけ言いました。

しかしさすがに前回書いたようにベッドから車いすに移されるときの
様子を見て
夫「かなり弱ってるなぁ〜」
と気づいたようです。

新聞記事のお嫁さんのように 分かってもらえず苦労されている方が、
大勢いらっしゃるのだろうなと思います。
2013-04-21 19:32 | 記事へ | コメント(0) |
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2013年04月20日(土)
できること
その日、施設に行ったのは、夫の仕事の都合でお昼前になってしまいました。

行って間もなく
「食事なのでテーブルまでお連れします」
と二人の介護士さんが、ベッドから車いすに移してくださったのですが、
まったく体に力が、入らないようで頭さえ持ち上げようとしませんでした。

そんな風に お世話してくださっていることに本当に感謝です。

それほど動けないのに手は、自由に動くため
「自分のペースで食べたい」
と、食べさせてもらうことを拒否したそうです。

こぼすし時間は、かかるし・・・で、どれだけ食べているのやら

無理やりにでも食べさせてもらった方が、元気になると思うのですけどね。
2013-04-20 19:47 | 記事へ | コメント(0) |
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2013年04月18日(木)
何が見えてるのか?
姑と話すために夫が、ベッドに近づくと
姑「にいちゃん、危ない!」
夫「何も危ないことないで」
姑「いや、そこは、危ない」
で、足下に移動する夫。
それでも
姑「そんなとこに おったら危ない」

ベッドの回りが、危険に見えているのか・・・

はたまた 夫は、なににつけても
「危ない、危ない」
と言って育てられたらしいので夫のすることが、全て危ないと
感じているのか・・・

そう言われるとベッドから離れるしかない夫

でも帰る時は、
夫「また来るわな」
と姑と握手。

その時は、危ないとは、言いません
2013-04-18 20:36 | 記事へ | コメント(0) |
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2013年04月12日(金)
記憶に残ること
このところ姑が、気にしているのは、
体温計です。

下痢をしたとき微熱も続いたので その時たびたびされた検温の記憶が、
残っているようで行くたびに
姑「脇に挟まってる体温計取って」
と言います。

さら「無いよ」
では、
姑「そんなことない!あるはずや見て」
と納得しません。
で!
さら「さっき取って持っていかはったからもう無いよ」
姑「あ、そうか無いんか」
それで安心した顔になります。

でも”無い”という記憶は、残りません

※余談※
このように文章にすると 姑が、ハッキリ喋っているような印象に
受け取られると思います。
実際は、息の抜けたようなフガフガした喋り方なので かなり聞き取り
にくくなっています。
それでも否定するときは、大きな声を出しますが・・・
2013-04-12 19:36 | 記事へ | コメント(0) |
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2013年04月11日(木)
ゆめうつつ その2
施設に入所後 頻尿でリハビリパンツになった姑。
でも下痢をしてから オムツになりました。

オムツになって間のない頃
姑「ここに たまご入ってる」
夫「そんなとこに たまごなんかないで」
姑「ここ たまごでゴロゴロしてる」
と下腹のあたりを触っています。

介護士さん「後で取ったげるからね〜」
で、納得しましたが・・・。

オムツの感触が、そう思わせているのでしょうけど
なんで そんなところに タマゴが、入る?

感覚が、現実的では、ありません。
2013-04-11 08:46 | 記事へ | コメント(0) |
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2013年04月10日(水)
ゆめうつつ その1
その日 行くと
姑「さっき○○ちゃん(姑の妹)がな・・・」
と言うので叔母が、面会に来たのかと思ったら

姑「ここからな(ベッドの頭の方)から覗き込んでて落ちたような気がしてんけど」
夫「なんでそんなとこから落ちるねん」
姑「そうか。そう思ただけみたいやな」
さら「夢やったんちがうの」
姑「そうやな夢見ててんな」

舅が、ボケた時 霊感のある人に
「最後に近くなると こっち(現世)と あっち(来世)を ウロウロするや」
(それでボケたことを言うらしい)と言われました。

姑も そんな状態で”ゆめうつつ”なのかも・・・と思っています。
2013-04-10 13:39 | 記事へ | コメント(0) |
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2013年04月09日(火)
収集癖
姑の居間を片づけたら あちこちから出てきた広告やカレンダー、
包装紙などで作った大量のメモ用紙。

戦後の物の無い時代を過ごしているため無駄にするのが、嫌で
裏が、白紙の紙をメモ用紙にしているのだと思っていました。

ところが、介護認定調査で
私たちやケアマネさんに
「収集癖は、ありませんか?」
と聞かれました。

施設でも(入院しているときも)朝食の牛乳パックのストローを
手提げ袋に溜め込んでいたので何度か処分しましたが、
気づいて下さっていたようでケアマネさんも
「今は自由に動けないのでしてませんが、ありました」
と返答されました。

「どんだけ溜めたら気が、すむんやろう」
とメモの束を見て思っていましたが、認知症による収集癖だったようです。
必要以上に溜め込んだのも そのせいだったのかと・・・と思うと同時に
いつからやったん?
という疑問が・・・
2013-04-09 10:08 | 記事へ | コメント(0) |
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2013年04月08日(月)
介護度の変更
先月 施設から
介護度の見直し(区分変更)を 言われました。

今は、要介護2。
本来なら今年8月の見直しですが、自力で起きあがれないどころか
寝返りもできない状態なので区分変更をすることになりました。

認定調査当日
調査員の方に
姑「あ!○○さん」
10年ほど前に亡くなられている姑より年上だったご近所の奥さんの
名前を呼びました。
調査員さん「××市役所からきました」
姑「あ、××さんやった」
分かっている風に繕おうとしますが、間違えてます。
その上
姑「そうやこの人と日本画で一緒やった。この人上手やねん」
調査員さんも慣れたもので
「そうやなぁ〜一緒やったなぁ〜」
と話を合わせて下さっています。

で、質問が、始まりました。
年齢を聞かれると
姑「82歳」
また若返っています

施設の場所を聞かれると自宅の地域名を言いました。

今の季節は、秋だそうです。

お風呂は、毎日嫁が、入れてくれますって・・・
確かにお風呂にお湯を入れるのは、私でしたけど
それで
調査員さん「体もお嫁さんに洗ってもらうんですか」
姑「体は、自分で洗うよ」
調査員さん「ご自分で洗えるんですか〜」
姑「あたりまえやん!」

今は、ふらつきが激しいので何人もの介護士さんの手を借りて
入浴させてもらっているのに その記憶は、ありません。

そしてお料理も毎日しています・・・って

返答は、全て過去の記憶で しかも自信たっぷり!

肉体は、衰えても精神は、衰えないということを実感します。
2013-04-08 11:05 | 記事へ | コメント(3) |
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2013年04月07日(日)
読めない
家の中を片づけると あちこちから姑のメモが、出てくるように
書くことが、大好きでノートやメモ用紙などと鉛筆は、いつも手元に
置いて
テレビの情報をメモ。
頂き物をメモ。
来客をメモ。
思ったこともメモ。
「忘れたら大変」とメモ。
私が「それくらい覚えてられるやん」と思うことでもメモ。

とにかくメモが、日課のような毎日を過ごしていた姑だったので
施設に入所するときも便せんとボールペンを用意しました。

でも それを入れた場所を忘れてしまうので書くこともなくなってしまい・・・

先日行くと
「誕生花」のカードが、置いてありました。
介護士さん達の手作りのようで裏には、
「○○×子(姑の名前)さん 八十八歳 おめでとうございます。
 いつまでもお元気で」
というようなメッセージが、書かれていたので それを読み上げてから

それによると姑の誕生花は、だったので
さら「松って花と違うやんなぁ
   おかあさん花、好きやのに松って かわいそうに〜」
すると姑が、反応を示したので カードを渡すと しばらく
じっと見つめていましたが、
姑「何書いたあるか わかれへん」
と返してきました。

文字も読めなくなっているようです。
2013-04-07 10:40 | 記事へ | コメント(0) |
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2013年04月06日(土)
用意周到その2
姑が、施設に入所してから少しずつ姑の物を整理してきました。

暖かくなったので その続きをしようと以前必要なものだけ残して
そのままになっているタンスを きちんと収納しようとしたら
包みの下にメモを発見!
何度も見ているタンスなのに そのメモに今まで気づきませんでした。

そこには、
「これは、母に もらった着物です。
 返したいので死んだ時 棺桶に入れてください」

「間に合った!気づいて良かった〜」
と思ったのですが、メモには、その続きが、あって

「もし棺桶に入れられなかったら絶対、燃やしてください」

間に合わなかった場合も考えていた姑。
やっぱり用意周到です

遺影は、却下しましたが、これは、姑の希望通りにします
2013-04-06 09:39 | 記事へ | コメント(2) |
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2013年04月05日(金)
用意周到その1
お別れの準備。

「まだ生きているのに」
と抵抗を感じる方も いらっしゃるかもしれませんが、
姑も前もって用意する人だったので お仏壇の引き出しを整理していたら
「葬式用の写真」
と書かれた封筒が、出てきました。

入っていた数枚の写真は、どれも かしこまった顔を しています。

以前から陽気な性格なのに かしこまった顔は、姑らしくないと
思っていましたから笑っている写真を探してみました。

10年ほど前のですが、姑らしい笑顔の いい写真が、ありました。
夫も気にいってくれたので葬儀屋さんの事前見積もりの時に見せると
葬儀屋さん「毎日見ることになる写真ですから笑っている方が、いいですよ」
で、その写真に決定です。

その後も参列して下さる皆さんに見てもらう写真を 選んでいると
20年ぐらい前のアルバムに
「死んだ時の写真は、これにすること」
というメモが、挟まっていました。
それは、着物を着た時の写真でした。

その当時は、気にっていたんでしょうね

姑にしたら昔の感覚ですから
「葬式の写真は、着物に決まってる!」
とか
「葬式の写真は、笑ろてたらアカン!」
と、思っているようなので
「なんでこんな写真にしたん!」
と文句を言いそうですが、姑の希望は、却下です
2013-04-05 09:52 | 記事へ | コメント(0) |
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2013年04月04日(木)
”最後”を考える
姑は、70歳頃に心電図の検査で
「虚血性心疾患」
と診断されましたが、
「過去に患っている形跡が、ありますが、特に問題は、ないでしょう」
ということだったので気にもしませんでした。

姑と一緒にクリニックに行くようになってから
”虚血性心疾患”が、心筋梗塞や狭心症のことだとわかりました。

その他に持病もなく元気な姑でしたが、血圧は、高かったので 
ある日突然!脳卒中か心筋梗塞で別れの日が、やってくるのでは・・・
という心配と同時に覚悟もしていましたから今のように徐々に衰えていくとは、
思っていませんでした。

ですからお別れの時間を 頂いているようで ありがたく思っています。

夫は、
「生まれてきてんから死ぬのは、当然や」
と言います。

若くして病気で亡くなることや、不慮の事故で命を落とすことは、
不幸なことに違いありません。

でも姑のように88歳まで生きて衰えて亡くなることは、自然なことだと
思います。

別れは、辛いですが、感謝して送り出したいので できれば
「お葬式」では、なく「お別れ会」にしたい気分で その時の準備を
しています。
2013-04-04 11:42 | 記事へ | コメント(0) |
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