雨が降ったりやんだりと不安定なお天気の二日間でしたが無事に書道展が終わりました。
今回の作品です。
HPより一足さきにUPします。
読み
「わがために来る秋にしもあらなくに虫の音(ね)きけば待つぞ悲しき ものごとに秋ぞ悲しき しぐれつつ うつろひゆくをがぎりと思えば」
訳
「かならずも私のためにだけ来る秋でもないのに、虫の鳴き声を聞いていると、すぐにどうしようもない悲しみが、わきおこってくる。
何事につけても秋は悲しい思いをさせる季節である。草木が色づきながら盛りの時をむかえ、それがさらに色がかわってゆく様子を見ると、これで終わりであると思わせるから」
関戸本古今集より
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