結婚したばかりの頃、洗面所から夫の
「新しいの出して〜〜」
と声がするので見に行ったら歯磨きチューブを差し出して
「もう無いねん、新しいの出してぇな〜」
と言うのですが私の目にはとても無いように見えません。
さらら「まだあるやん」
とチューブをグイ〜と押し出しました。
夫「そらまだ出るけど新しいの!」
さらら「だ〜〜め!全部使ってからね」
夫「え〜〜全部」
さらら「当然!」
それから夫も努力して、かなり少なくなるまで使ってくれるようになりました。
そして姑と同居してわかりました。
あと1回使える中性洗剤、私ならあと2,3回使うであろう食器用洗剤、底に残ったお風呂洗の洗剤などなどもう少しというところで姑に全て捨てられました。夫が歯磨きを最後まで使わなかったワケです。
さらら「あの洗剤捨てたん?」
姑「もう無かったやん」
さらら「あと何回か使えるくらいあったのにぃ〜」
と言ったものの姑に
「最後まで使って欲しい」
とは一度も言いませんでした。
同居も数年続けばお互いの行動も分かってきます。
チューブ式の”わさび”や”からし”が残り少なくなって姑が
「もう、ほろ(捨てよ)か?」
と言ってからでも私が数回絞り出すのを見ているうちに姑も
『残り少ないけどあと何回使えるやろう』
と歯磨きチューブを見て思ったらしいです。
それで”もうこれ以上出ない!”状態になった時
「さららちゃん〜!いつもやったらもう無いと思った時から1週間以上使えたよ〜〜!」
と感激していました。
それ以来、最後まで使うのが楽しくなったようで今日も
「ポテトサラダに残ってたマヨネーズ全部使こたよ〜。ハサミで切ってスプーンできれいに出してん♪」
自慢げに報告してくれました。
言葉より行動の方が効果的なんだなぁ〜と思います。
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