姑は55歳から日本画を習い始めました。
短期で習いに行った切り絵の作品が不器用な姑にしては良く出来ていたのを見て舅が
「同じ習うなら絵にしたらどうか」
と勧めたらしいのです。
それまで絵らしい絵を描いてなかったため今でもデッサンは苦手です。
テーブルと器と果物をバラバラの角度で見ていたり、左向きの花はちゃんと描けているのに右向きはワケのわからない花になっていたりするのです。
絵の好きな私は我慢できずに
「ここはこう描いたら・・・」と手を出してしまいます。
ところが色の出し方がとても上手いのです。
描き上がると雰囲気のいい作品になっているのでいつも感心させられます。
10年ほど前、今から思うと一番気合いの入っていた時期に描いた姑の絵です。
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