今日の文句
「この時計が、ええって言うてたのにぃ」
舅が、亡くなる直前に入院していた時、同室になったのが、目の不自由な方でした。
その方が、音声で知らせてくれる時計を 使っていらっしゃったので
姑「あんな時計が、欲しい〜〜!」
と言うので買いました。
姑「夜中、目開けて時間見んでもわかるからええわ〜〜この時計 アンタらも買い」
さら「寝たら朝まで起きひんし、そんな時計いらんもん」
と当時は、言ったもんです。
年齢を重ねた今は、朝まで1度や2度起きますが・・・
それから10年近く過ぎて、壊れました(自然なことです)
それで同じ商品を買いに行ったのですが、あいにく品切れ。
すぐに入荷されないということで別のメーカーの商品にしたのですが、
ちょっと安物でした。
そのせいかよく時間が、リセットされます。(原因が、わかりません)
その時計、表示が、英語なので姑には、時間が、合わせることが、できないため
いつも私のところに持ってきます。
その日も姑が、寝る時間(9時過ぎ)になって
「時計(時間)合わせて〜」
と、言ってきました。
時間をあわせていると
姑「この時計時間、見にくいねん。もっと大きい数字の時計買うてくれへんか」
さら「『何時何分〜』って教えてくれる時計に表示の大きいのって無いと思うけど」
姑「え?何?」
さら「『何時何分』って言わんでもええのん?」
姑「どういうこと?」
で時計の頭のぽっちりを押して鳴らしてみると
姑「どこ押したん?」
さら「え!使てないのん?」
姑「そんなん鳴らんでええねん」
さら「さんざんこの時計が、ええって言うてたのにぃ 」
耳が、衰えて聞き取れなくなってしまったようです。
20年も過ぎると状況が変わります。
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