「俺のすることは、いつも正しい」
と思っている父と
「本を読んで何でも知っている私が、間違えるハズがない」
と思っている母。
そんな自分が、悪いとは、全く思わない二人は、何か問題が、起こると
”人のせい”にしました。
それは、子供に対しても同じで
「しっかりしてないアンタが、悪い」
「アンタのせいで そうなった」
と幼稚園の頃から容赦なく責められました。
”相手が、変われば今より良くなる”と思いがちですが、
自分自身が、人から悪いところを指摘されても変わろうともしないのに
責めて相手を変えようとするのは、とても高慢なことだと思います。
言いたいことを言って責めれば気が、済むかもしれませんが、
何も解決しません。
解決策を考えることなく二人は、50数年間 ことあるごとに
「お父さんが、悪い」
「○子(母)が、悪い」
と責め続けました。
あげくのはてに80歳を前に父は、
「俺の人生は、○子(母)にめちゃくちゃにされた」
とまで言いだし 母もまた
「結婚自体が、間違いやった」
と言う始末。
後々、父が、過剰に母を責めるようになったのは、認知症の症状だっと
わかったのですが、昔年の恨みを晴らすような状態になってしまい
どうすることもできず
別居させましました。
それでも母は、
「私は、悪くない」
と思っています。
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