感情で子供を縛った父に対して母は、理想で子供を縛りました。
社会に出ることなく文学少女のまま親になってしまった母は、
小説や雑誌の情報から
「理想的な親になること」
「理想的な子育てをすること」
に一生懸命でした。
しかし理想は、理想。
それだけの器の無い人間が、良い母になろうと頑張っても限界が、
あります。
思うようにならないことが、溜まるたびに不満を爆発させました。
父が、感情的にならないように 母が、不満を爆発させないように
顔色をうかがいながらの生活が、子供にとって楽しいはずが、ありません。
そんな修行のような日々を過ごした後の結婚生活は、
別世界!
何にも縛られず おまけに舅、姑から大事にされて
それはそれは、心地の良いこと
小学生の時、お寺の住職さんだった担任に しつこいほど言われた言葉が、
”楽は苦の種 苦は楽の種”
当時は、
「しんどい宿題を早くすると 楽になるんだよね」
程度にしかとらえていませんでしたが、
苦労は、実ります
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