不死身の根性
2014年06月11日(水)
先日、弟夫婦と話題になったのが、
”初盆”のこと。

家族だけで済ませる予定ですが、

「黒い服を着るのか?」
とか
「お供えの数は?」
とか
「お寺さんの時間は?」
とかとか・・・

二ヶ月先のことでも気になることが、
いろいろ。

ただ・・・ついつい 
お仏壇(といってもまだ仮のものですけど)
に手を合わせずに帰ってしまいます

父の遺影を見るたび

『そんなとこに居るって
 似合えへんなぁ〜』

と思うんです。

負けん気が、強く
”不死身の根性”の父でしたから
どこかで生きてそうで・・・
2014-06-11 | 記事へ | コメント(2) |
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いい時間
2013年11月12日(火)
子供の頃からの父に対する不満は、
認知症によって親戚にまで混乱させ
迷惑を かけることで増していく
ばかりでしたから
父が、亡くなった時には、

「あ〜清々した」

と涙を流すことも無いと思っていたのに
父が、弱り始めるといろんな思いが、
沸いてきて悶々とした日々を過ごしました。

でもそれから半年ほどの期間を
与えてもらったお陰で気持ちの
整理が、でき 父に対する思いも変わって
何の わだかまりも無く別れの日を迎えられました。

そして通夜で
「自分の子供より よその子を 可愛がる人やった」
と言う私に従姉が、ハッキリ!
「親ってそんなもんやよ。私も 父親に可愛がってもらってないもん」
と言ってくれたことで
「どこも そうか!」
と納得したり

年の離れた従妹には、
「おっちゃん(父)が、犬と一緒に山へ連れて行ってくれたから
 虫が、大好きになった」
と言ってもらい

斎場に行くマイクロバスでは、
叔母や従姉との会話から
父の計らいで共通の思い出が、
たくさんあることに気づかされて
”いい面”を思い起こさせて
もらいました。

そして
認知のせいで迷惑をかけた
親戚に謝ると
「それは、しかたのないことよ」
と言ってもらえましたし

義妹も
「いろんなことが、あった分
 思い出が、いっぱいありますね」
って・・・

いい通夜、葬儀でした。
2013-11-12 | 記事へ | コメント(2) |
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言葉通りに
2013年11月11日(月)
今月 最初の土曜日に義妹(弟の妻)が、やってきて
「おじいちゃんが、食べられなくなっている」
と言いました。

その3日後の夕方 今度は、弟@長男が、

「すっかり やせ細ってしまったし今日は、反応も無い」
と知らせに来ました。

翌日に行くと父は、わずかに回復していて
かすかに反応が、あって
ずっと私を見つめていました。
ただ看護士さんから

「心拍数も少ないく血圧も上が、70もありません」

と言われたので 近いことを実感しましたが、
翌日は、予定が、あって来れないため
「持ちこたえて」
と気持ちをこめて

さら「また来るから それまで頑張ってな
と言って帰ると
翌日、なんとか持ちこたえてくれました。

そしてその翌日、10時には、父のところへ
行くつもりで支度をしていると

弟@長男「グループホームから電話が・・・」

と急を知らせる電話が、あったので すぐ向かい
ましたが、父を見た時

「魂が、抜けている」
と感じたのです。

職員さんは、
「先ほどまで意識が、あったので・・・」
と声を掛けてくださったのですが、ダメでした。

私は、間に合わなかったと思って
その様子を後から来た弟@長男に 伝えると

「それは、間にあってるで」

弟@次男も
「ねえちゃん来るの待って逝ったん違うか」
と・・・。

最後に私の言った通りに してくれたのかも
しれません。

昨日 父の お葬式でした。
2013-11-11 | 記事へ | コメント(0) |
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命と経済
2013年10月10日(木)
先日 父のところへ行ったのは、11時ごろでしたが、

寝ていました。

声をかけても起きません。
手を さすっても・・・起きません。
起きそうにないので15分ほどで 帰りました。

次の日、義妹からメールが、来て
私が、帰ってから父は、38.5度の熱を出した
ということでした。

手は、冷たかったんですけど 起きなかったのは、

”しんどかった”

からなのかと・・・。

発熱の原因が、わからないので
血液検査と尿検査をするらしいです。

家で介護をしていたら発熱にも気づかないかもしれないし
すぐに熱が、下がれば検査をすることもありません。

グループホームだから気づいてもらえるし
処置もしてもらえるので寿命も延びるような・・・

ありがたいようですが、弟夫婦の経済を考えると
ほどほどに
と思ってしまいます
2013-10-10 | 記事へ | コメント(0) |
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自分のため
2013年10月09日(水)
父のところへ行った方がいいと思いながら
わざわざ行く気は、ないので どんどん後回しになって
先月の敬老会から行っていませんでしたが、
昨日、行ってきました。

その間に”敬老会”の日にちを間違えて行かなかった
母も”良い妻”をアピールすべく行ったようです。

自宅介護で自分の使命は、果たしたと思っている
弟@長男は、グループホームから要請のない限り
行くことは、ありません。

弟@次男も 弟@長男と一緒に行くくらいです。

家族を自分の考えで縛り従わせてきた父に
だれも会いたいと思わないのは、当然のことだと
思っています。

私は、後々、自分自身が、父に対して薄情なことを
したと後悔しないために会いに行っているようなものです。

そして
「見放されなかっただけでも感謝しなさいよ」
と思いながら父を見つめます。
2013-10-09 | 記事へ | コメント(2) |
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毎食できないと思う
2013年09月20日(金)
二日続けて母のことを書いたので今回は、父のことを・・・

グループホームの敬老会に出席すると返事をしたあとに

「一緒にご飯食べられるのか?」
と思いました。

先月の初め
「食事も介助が、必要になりました」
と言われていたので 敬老会でも

「私が、食べさせることになるのかなぁ?
 それも仕方ないけど」

半ば覚悟して行ったのに食事が、運ばれてくると 
父は、すぐにスプーンを持ち食べ始めたのです。

まだ”いただきます”もしていないのに・・・

やはり体調に波が、あって自分で食べられない日もあるようです。

父に出された食事は、 フードプロセッサーで細かくして
ゼリー状に固めてありました。

それも その日 家族に振舞われた同じメニューで
赤飯、魚、野菜2種類の4品。
家で毎食 そんなことできません。
手をかけていただいて ありがたいことです。

お吸い物とお茶も とろみ付きでした。

あれこれ手をつけず 一皿ずつ食べていく父。

食欲は、ありますが、飲み込む力が、衰えているため
少しずつしか 喉を通らないようです。
 
流動食に近いようなものでも 喉を詰まらせないか
心配しながら少し手助けもしましたが、1時間近くかかって
完食しました。

ところが
私が、「ごちそうさまでした」と言って
スプーンを置いてもも また持って食器に突っ込みます。

食欲が、あるのは、いいことですが、誤飲で肺炎になる
可能性は、あると思いました。
2013-09-20 | 記事へ | コメント(0) |
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何を思う
2013年08月29日(木)
週末は、台風が、接近するようなので
父のグループホームへ行ってきました。

今日は、デイルームに座っていたので
それだけでも まず安心です

私に気づくと
「来てくれたんか」
というような表情をしました。

その後 口を動かして何か喋りたそうですが、
言葉が、出ません。

「何を考えているのか
 何を思っているのか」
と思うと もどかしいです。

ただ帰りに バイバイしてくれたので 
気持ちよくグループホームを出ました。

そのグループホームは、デイルームの窓の前を通らないと
出入りできないので窓の外から もう一度父に手を振ると 
離れているのに目は、よく見えるらしく手を振りました。

父は、言葉で人をねじ伏せたり傷つけたりする人でしたから
「これいじょう喋らなくてもいい」
と言葉を奪われ

自己主張ばかりで人のことには、無関心だったので
「もっとよく見なさい」
と視覚を残されたのかと 思ってしまいます
2013-08-29 | 記事へ | コメント(0) |
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ひと月先は?
2013年08月22日(木)
先日 約一月ぶりに 父のグループホームへ行ってきました。

義妹(弟の妻)から父が、最近
 ほとんどしゃべらなくなっている ことや
 食べるものも 細かくしてトロミをつけてもらっている
ことを聞いていましたが、10時半ごろ行くと

「疲れやすくなられて午後に入浴すると その後ずっと
 寝ておられるような状態になるので 今、入浴中です」

ということで入浴が、済むのを待っていましたが、
午前中の入浴でも疲れるようで部屋に戻ってきて私の顔を見ても
表情は、変わらず 話しかけても寝てしまうような状態で 
帰る時 バイバイしても 手を振りませんでした。

グループホームの方からも
「食べるのも介助が、必要になりました」
ということを聞きましたし・・・

先月は、まだ大丈夫と安心して帰りましたが、
徐々に近づいているようで 次の面会は、ひと月も先には、
できないようです。
2013-08-22 | 記事へ | コメント(0) |
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まだ大丈夫らしい
2013年07月21日(日)
今日は、投票を済ませた後、夫も出かけたので父の様子を見に
グループホームまで行ってきました。

今月は、二十日を過ぎているのに いろいろ予定が、あったので
初めてです。

先月 弟から父が、弱っていると聞いた後、点滴をうけていたこも
あって このまま弱っていくものと思っていたら先月の終わりには、
義妹が、父を車いすに乗せて 散歩がてらウチまで来れるほどに
回復していました。

父が、入っているグループホームは、ウチから1qも離れてないのに
来たのは、初めてです。

家の前で義妹と少し話しを する程度で すぐに帰りましたが、
その間、父は、一言も喋りませんでした。

今日は、介護士さんが、父に
「誰が、来てくれたの 紹介して」
と言われると聞き取りにくかったですが、
「○○子」
と私の名前を言いました。

それに帰り
「また来るからね バイバイ〜」
と両手を振ると 父も両手を振ってくれたり。

言葉は、思うように出なくても娘が、分からないほど認知は、すすでないし
食べているようなので まだ大丈夫そうです。
2013-07-21 | 記事へ | コメント(0) |
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待つしかない時
2013年06月15日(土)
人の命が、尽きる様子を見守ったのは、これまで舅だけでした。

ですから姑が、衰えてきたときに
「あぁ・・・お父さんの時も こんなだった」
と姿が、だぶりました。

そしてまた 父も同じ姿に・・・。

徐々に魂が、抜けていっているような感じが、します。

”危ない”と言われてから舅の時は、2ヶ月後
姑は、一ヶ月半後の旅立ちでした。

父は?
こればかりは、予想できません。
弟は、7月の終わりまでと 覚悟しているようです。

ただ 待つしかありません。
2013-06-15 | 記事へ | コメント(0) |
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握手で感じる
2013年06月10日(月)
父に色紙を見せた後、介護してくださっている方に
「喋れないけど聞こえているようですから話しかけてあげてくださいね」
と言われました。

私の言うことに反論するか 話の腰を折ることしかしない父と
何気ない会話が、できなかったのに話かけてと 言われても・・・

こういうのが、一番苦手なんですが、黙って座っているのも 
落ち着かないし 先週来た時、ショックを受けるような気がして
姑のことを話せませんでしたが、報告がてら話すと 
”まばたき”しました。

聞こえているのは、間違いなさそうです。

反応が、ないこともないし 反論もしないので
「話せる」
と思った私
こんなに弱らないと何気ない話しが、できないのは、どうかと思いますけどね。

しばらく話しかけて最後に 
「また喋れるくらい元気になってなぁ〜」
と言いながら姑にしていたように握手すると弱い力でしたが、
握って離そうとしません。

握り返してくれたことで
「私のことを憎んでない」
と感じることが、できてまた涙・・・。

喋れたところで気分を害するようなことしか言わないので 
かえって腹立たしい思いをするだけだったと思います。
言葉が、邪魔をすることが、あるんですね。
2013-06-10 | 記事へ | コメント(2) |
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父への色紙
2013年06月09日(日)
今日は、朝から書道の課題を提出する準備をしていたのですが、
突然!
「父さんには、1枚の色紙も書いてあげなかったなぁ〜」
と思ったので 大急ぎで色紙に父の名前を書きました。

父が、元気な時に色紙をプレゼントしたところで
「こんなもん!」
と二つに折られるか ゴミ箱に捨てられるか・・・
喜んでいても そんな行動をする人ですから 書く気にもしなかったのです。

その色紙を持って、父の所へ行くと、先週は、ディルームで座って
いたのに今日は、点滴をしていました。

横たわっている父に色紙を見せると 見ているものの
”無表情”

しかも話すこともできなくなっているので
”無反応”

「気に入らん!持って帰れ!って怒ってる方が、父さんらしよ・・・」
と思ったら涙が、出てきました。

父の前で泣くなんて・・・予想外
2013-06-09 | 記事へ | コメント(0) |
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怪しい雲行き
2013年06月02日(日)
去年7月姑が、入院したころ家での介護に限界を感じた弟夫婦が、
父を施設に入れることを決め8月の始めにグループホームに入りました。

一ヶ月後に姑も施設に入所したこともあって二人の状態が、似ているため
姑が、旅立ってから ずっと父の事が、気になっていました。

先月中頃に義妹(弟の妻)から
「すぐにどうこうは、ないと思いますけど最近 状態が、悪くなっていますよ」
と聞かされていたのですが、姑の後始末に忙しく会いにいけないままでした。

それが、弟から
「食べなくなって痩せる一方や」
と聞いて姑と同じようなことになっているのかと気になって
早速 行ってきました。

もっと衰えているかと心配しましたが、寝付いていることは、なく
デイルームで座っていました。

でも反応は、悪く喋ることもできないので私のことを 
認識できているのか わかりません。

せめて四十九日が、終わるまで待って!

という気分で また落ち着かない日々になってしまいました
2013-06-02 | 記事へ | コメント(0) |
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ニックネーム:さら
性別:女性
年齢:50代後半
都道府県:大阪府
結婚して32年書道歴も32年 姑との同居は20年で終了し夫婦だけの生活になりました

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