思い通りにならなくて
2014年07月11日(金)
先日 初めて父が、子供のころ

”戦争に行って手柄を立て戦死する”
のを夢見ていた。

ということを母から聞きました。

5人兄弟の3番目に生まれた父は、
兄二人のように頼られることも
弟二人のように可愛がられることも
なかったので

”家族に必要のない人間”

だと思い込み

「自分の存在を認めさせてやる!」

という願望が、

”名誉の戦死で人生、華々しく完結”

にまで至っていたとは、
知りませんでした。

多くの少年が、それを理想とする
時代だったのですが、16歳で終戦。

目的を失ってしまった絶望感は、
相当なものだったと思います。

それから

「自分の存在を認めさせてやる!」

という思いをどう果たそうかと
思い悩んだ生涯だったような・・・

自己顕示欲が、人一倍強い父でした。

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2014-07-11 | 記事へ | コメント(2) |
| 生き方 |
当時はそういう考え方もありの時代だったんですよね。
恐い時代だわ。
父の兄は終戦の前年くらいに徴兵になり、
南の海で戦死しました。
遺骨も何もない骨箱の中で、
名前を書いた木札の音がカタコトしてたと父から聞きました。
戦争で人々のいろんなことが変わったんでしょうね。良くも悪くも・・・。
Mamさん
世間的には、戦死を称えられましたが
遺骨も戻らない家族の苦しみや悲しみを
父は、知らなかったんだと思っています。

あの辛い経験から戦争を放棄したのに
今になって集団的自衛権って・・・
また世の中が、変わりそうで心配します。


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結婚して32年書道歴も32年 姑との同居は20年で終了し夫婦だけの生活になりました

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