使わなかったものだけど
2013年08月17日(土)
姑が、同じものばかり買ってくるようになった時、 
(後になれば それは、認知だったからとわかるのですが、)
それを阻止するために自転車を処分して 代わりに買った手押し車。
結局 一度も使うことは、ありませんでした。

でも姑の「自転車ないから買いもんに行かれへん」
という文句にも

さら「手押し車で行ったらええやん 自転車は、危ないし」
姑「それもそうやな」
と納得させることの道具として十分 役に立ちました。

姑が、施設に入所してからは、玄関の手押し車が、
『この家には、おばあちゃんが、いるんですよ』
と、姑の存在を示すものになっていました。

その手押し車を昨日、実家の母のとこへ持って行きました。

母も 今は、暑いので外出しそうにないですし 
寒くなったら寒くなったで
「出かけにくい」
と言うかもしれませんが、
「使ってみると」
言ってくれました。


これまで手押し車の置いてあったところが、ポッカリ空いているのを
見ると ちょっと寂しく感じます。

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2013-08-17 | 記事へ | コメント(2) |
| 後始末 |
私の母は ずっと周りから 『かっこいいねぇさん』と呼ばれて来ました。
自分の服も自分で作り しゃきっとまっすぐに立ち・・・・
それが年老いていくうちに・・・
ある日、姉から手押し車がプレゼントされて
『かっこわるいから 絶対に私は使わんやろ!
どっかに仕舞っておくわ』
って言ってました。

もう、その車無しでは買い物には行けません。
手押し車を押している母の姿を遠くに見て 
負けず嫌いの母の気持ちが 何だか身にしみるこの頃です。
きっと 『私はこんなもん いらんのや!使いとう無いんや』そう思いながら 歩いているんでしょう。
私は、そんな手押し車がおいてある実家の玄関先が嫌いです。
・・・・・・飾ってるだけなら いいのですが。。。年老いた事を認めたく無いんです。
メーメーさん、
きっと姑も
「こんなもんで買いもんなんか行かれへん」
と思っていたから一度も使わなかったんだと
思っています。

実家の母にも
「まだ早い」
と言われるかと思ったら姑のよりしっかりした
手押し車を使っていました

老いと向き合い時が、来てしまいます。
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ニックネーム:さら
性別:女性
年齢:50代後半
都道府県:大阪府
結婚して32年書道歴も32年 姑との同居は20年で終了し夫婦だけの生活になりました

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